血管年齢検査とは?
血管年齢とは、実年齢と比べてどれだけ血管が老化しているかという目安のことです。血管年齢が実年齢に比べて大幅に高い場合、動脈硬化が進んでいると判断できます。
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞など重篤な「血管事故」のリスクを高めます。血管の状態を知り、早期に「血管事故」を防ぐ手を打つために血管年齢検査を行うことをお勧めします。
50代を超えると一気に高まる「血管事故」のリスク
図のように、年代別の血管事故死亡者数は50代以上から一気に高まります。
血管の老化(=動脈硬化)は男性は45歳以上、女性は55歳以上から一気に加速すると言われています。
図のように、年代別の血管事故死亡者数は50代以上から一気に高まります。
血管の老化(=動脈硬化)は男性は45歳以上、女性は55歳以上から一気に加速すると言われています。
女性は男性に比べ、脳梗塞や脳卒中などの血管事故は少ないですが、閉経を迎える更年期あたりから血管が老化しやすくなることがわかっています。また、近年は食生活の乱れや不規則な生活習慣、睡眠不足、ストレス、無理なダイエットなどが原因となって更年期以前からも血管の老化が進んでいるケースが増えてきていますので、30~40代の方も注意が必要です。
血管の老化度セルフチェック
自覚症状のあまりない血管の老化度をご自身で意識されるきっかけとして、セルフチェックリストをご用意しました。
この機会にぜひ自分の血管の老化度をチェックしてみましょう。チェック項目が多いほど、血管が老化している可能性があるので要注意です。当てはまる項目の多い方は、一度検査を受けてみることをお勧めします。
- 腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上
- 血圧が高い
- 定期的な運動をしていない
- 満腹になるまで食べないと気が済まない
- 生活リズムが不規則
- せっかちでイライラすることが多い
- 階段や坂を歩くのが辛い
- 手足の冷えやしびれを感じる
- 親兄弟に心臓病や脳卒中になった人がいる
- 喫煙する
- コレステロール値、または血糖値が高い
血管年齢検査の流れ
血管年齢検査の流れをご紹介します。
-
1.来院
血管年齢検査をご希望の患者さまは、受付にてお申し出ください。
ご予約は不要です。 -
2.医師による診察
医師による診察を行います。体調や心配に思っていることなどについて、お聞かせください。丁寧な診察と説明を心がけています。
-
3.検査
ベッドに横になっていただき、手足にベルトを巻いて検査を開始します(図参照)。
痛みはなく血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。5分ほどで、検査は終了します。ベッドに横になっていただき、手足にベルトを巻いて検査を開始します(図参照)
痛みはなく血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。5分ほどで、検査は終了します。正しい測定を行うために、検査中は動かないようにしてください。
この検査で調べること
- ● 動脈の硬さ
- ● 動脈の詰まり具合
- ● 血管年齢
-
4.検査結果のご説明
検査結果は終了後すぐにわかりますので、検査終了後、医師より説明いたします。
-
5.会計~帰宅
会計(と必要な方のみお薬の処方)が完了しましたら、回復時間などは必要なく、そのままお帰りいただけます。
血管年齢検査の費用
検査料金:1,500円
※上記は検査のみの料金です。この他に、別途初診料や再 診料などがかかります。
※血管年齢検査は自費診療となります。血管の詰まりが 重症の場合は保険の適応になります。
血管年齢検査の関連ページ
血管の老化に密接な関係のある「高血圧」と「動脈硬化」についてご説明したページです。
さらに詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。